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技術介入スロットに対する期待

大都技研から発表されたサザンアイズが技術介入機種として注目されているらしい。

 

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ボーナス中に技術介入要素を取り入れ、設定1でも出玉率100%超え(技術介入全て成功時)を実現しているほか、プレイヤーの技量によって出玉率が98.5%~109.7%と大幅に変わる「設定C」を搭載。目押し力などプレイヤーの技量が試される、玄人向けの機械となっている。

軽く調べた限りでは設定1で最大100.6%の出玉率。100%超えというのはファンが潤沢に回ってないとなかなか成り立たない機種になってしまいますが、等価廃止の流れなどを考えると打ちごたえのある機種になりそうです。

「設定C」は他の設定とは一変して、ビッグ確率1/682.7、レギュラー確率1/99.9のレギュラー偏重の確率設計で、合算確率は1/87.1と桁違いに軽く、当りを体感しやすい。技術介入性が高いレギュラーに偏らせたことで、プレイヤーの技量が出玉に与える影響は大きく出玉率は98.5%~109.7%と、ビタ押しが出来るかなどによって最大で11.2%の出玉率アップが見込める。 

合成確率が他の設定と明らかに異なる点も面白い仕様です。(通常1/199.8~1/154.2)

つまり、入れればすぐに分かる設定であり、いれてないことも分かってしまう設定であるといえます。

あまりにわかりやすい使い方をすれば、すぐに若い世代が張り付いてフル稼働させてしまい周囲には不公平な状況として見えてしまうので日常的な営業で使うのは難しいようにも思えます。

先の風営法改正でレディースコーナーやシニアコーナーが緩和されたとの話もありますので、例えば40歳以上限定などと合わせて使ってみると面白いかもしれません。

目押しに自身がない人間は運に頼れることができて、目押しに自信がある人間は失敗すれば出率が下がるなどの調整であれば設定Cはもう少し使いようがありそうです。

 

ただ、こうした運営側の技量を求められる機種は、今後も市場に投入されてほしいと思います。競争が健全に行われるためには、営業の難易度が必要であり、創意工夫した企業が生き残る業界こそが、常に活性化し続けられる業界といえるからです。

 

このところ個人的に色々と考えているスロットの競技性ですが、その観点からもなかなかに注目のチャレンジと思われます。市場評価を期待したところです。

遊技機撤去に向けた現状

ひとまずは8月末の遊技機撤去期限が迫る中、業界団体が重い腰を上げつつあります。

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 同時に、当該遊技機のメーカーに対しても回収への取組みが十分でないと認められる場合は7団体連絡会議で措置を検討することとした。

 回収対象遊技機が市場に残っている場合はホール、メーカー双方にペナルティを科すことも辞さない方針とすることで、回収・撤去の完遂を目指す。

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7団体の決議事項は下記の通り。

1. 第一次・第二次の回収対象遊技機については8月末までに、第三次の回収対象遊技機については本年末までに確実に回収・撤去するよう、各々の組合員等に徹底を図る。
 
2. 回収対象遊技機が回収・撤去期限を過ぎても設置されている場合は、営業所への対応として、当該営業所に対する新台、中古台、部品等の販売停止措置を検討する。また、製造業者への対応として、回収への取り組みが十分でないと認められる当該製造業者に対しては、7団体連絡会議において措置を検討する。なお、中古台の当該営業所への措置については、中古機流通協議会において検討する。
 
3. 回収対象遊技機の入れ替えを促進するため、毎月の回収目標数値を設定すると共に、検定を取得した遊技機の機種名を早期に公表し、営業所が計画的に撤去を進められるよう環境整備を図る。毎月の回収目標に達していない場合は、その都度次回目標に向けた追加措置を検討する。
 
4. 回収対象遊技機の撤去状況を確認するため、日工組及び全商協が、営業所ごとの調査を行う。日工組及び全商協はホール関係団体に対し、この調査への協力要請文書を発出し、ホール関係団体は、これに協力する。
 
以上 

 ポイントは、メーカー側にもペナルティを科すというところにあるといえます。

もともとと言えば日工組が検定用に機種性能を改ざんしていたことが発端での回収問題であり、ある意味ではホール側は被害者でもあります。(たとえ望んでいたとしても、不正と知らずに買うのとは別。)

そうであれば補償や謝罪を含めた誠意ある対応が求められて当然でありながら、業界という単位で考えればメーカーだけが負担を強いられたところでそれは巡り巡って業界全体のダメージには代わりがありません。

だからこそお互いに協力しあって最小限度のダメージで切り抜けましょうというのが今回の全体の総意であるとこの騒動を見ています。

ところがとうていそうは思えず、それでも尚自社の売上を伸ばそうとする不誠実なメーカーまま見られるような気がしてしかたがありません。

市場からこれだけの台数が姿を消すのですから当然その分売れただけメーカーは儲かります。それも、自分たちは余計な身を切らないで済むし、しかもそれが普段なら少ししか売れないようなタイトルであればなおさらです。

一部自称有能な営業マンは、この機会を成績を伸ばすチャンスと考えるかもしれません。しかし、業界全体の未来を考えればそれは間違いと言わざるを得ません。

なぜなら、それで市場が活性化できるわけではないからです。売上を生まない遊技機は負債でしかありません。それを店舗に押し付けようとしているのですから、それはまわりまわって自らの首を締める以外の何者でもないのです。

今、上辺だけの営業トークで取引先の未来を奪うのか、それとも、担当する取引先が一日でも延命できるように知恵を絞り合うのか、業界全体の未来を考えた時、もしくは営業マン個人の長期的な業績を考えた時、優れているのは後者であるのは明白です。

それをどちらが優れているかと考えるのは個人の自由でしかありませんが、ただ、今回の騒動に対して自身の業績のために業界の未来さえ犠牲にすることを厭わないという考えを持つものがいるとするならば、それは勇気を持って正す必要があるのだと考えます。

その上で、業界団体の考えは全面的に支持したいなと思いました。

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回収対象遊技機を撤去した際に入替え機がなく、島の一部に空きスペースが生じる場合については、事故防止の観点から空き壁にベニヤ等で面上を塞ぐ措置をとるよう指示。同時に、所轄警察署には遊技機の減台としての変更の届出を1ヶ月以内に行う必要があるとし、注意を促している。

今件は業界全体で戒めとして受け止めるべき出来事ですから、きちんと投資してもいいと思える遊技機が出そろうまで、自らを省みるためにもベニヤ板並ぶホールとしばらくの間にらめっこするのも必要なことであり、全体がそう考えられる一件にならないと業界の根本から変わっていくことは難しいのではないかと思います。

パチンコ、パチスロの競技性を考えてみる

ちょっとしたコラムです。

業界の未来を考えた時、esports盛り上がる昨今の中でパチンコやパチスロの競技性というものを考えることはできないかと思いを巡らせていました。

今までのゲーム業界でゲーム性という言葉で一括りにされていたものを紐解くと、現状、「遊戯性」と「競技性」という言葉で分けることができます。

大雑把に言うと、演出や内容に対してプレイしていてただ楽しいと感じるのが「遊戯性」で、自らのスキルを磨いたり発揮したりすることを楽しいと感じるのが「競技性」という部分です。

一人で黙々とスコアを競い合うゲームから、対戦ゲームで勝敗を競い合うゲームまで、今までこの考えは混然としていましたが、esportsの登場で明確に分けて考える必要性が生じて来たといえます。

ここでパチンコ・パチスロを振り返ってみると、この考えを同様に当てはめることができます。完全に運の結果に左右されるものであってはいけない遊技機には「技術介入」という考え方不可欠です。打ち手の度量によってゲーム結果に影響を及ぼす余地が求められる遊技機には、技術介入、つまりもとより競技性というものが存在していたといえるわけです。

4号機時代のスロットや、古くは手打ちパチンコなど、打ち手の技術によって大きく結果が左右される時代がありました。リプレイハズシの難易度や、個人的には初代獣王のAT早打ち消化によるゲーム数加算も、十分すぎるほどの競技性を持っていると思っています。

しかし、乱暴な言い方をすれば、それが出玉性能に直結してしまうことで技術介入という考え方は下火になってしまいました。

一時、ゲーム性を高めようと、スマートフォン連動でアイテムを収集する機能などが盛り込まれた時代がありましたが、残念ながらそれは射幸心を煽ることに繋がることで廃止されてしまった経緯があります。

しかしそれは、考えてみれば遊戯性によったゲーム性の部分でした。

そうであれば、競技性によったゲーム性というのはこの業界で取り戻し、成長させることはできないのでしょうか。今でもプロと呼ばれる人間の中に、他者を圧倒する技術や知識をもったプレイヤーが多く存在しています。

大きく出玉性能に寄与する必要がなくても、そうした技量の違いを明確に表現することができれば、出玉性能とは全く別の角度から、尚且つ健全な形で業界を盛り上げることができるのではないでしょうか。

現状下調べもほとんど行っていない全くもって乱暴な考えの状態ではありますが、もし業界の未来に対するヒントになれたらと文字に起こして放流することにしました。

どこかに流れ着いた暁には、コメント・批判大歓迎です。

日工組新内規、8月5日より適用

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今回の改定では、「大当り確率下限1/320」「確変継続率65%以下」「ベース30%以上」「ヘソ賞球4個以上」など、のめり込み問題や遊技くぎ問題の対応が求められるなかで積み重なった機械レギュレーションの「申し合わせ事項」を内規として整理した。 

 多様性は大事と前置きした上で、今の業界には単純さが求められていると思ってしまいます。

それは別に内規そのものを単純にしろという意味ではなく、こうした内規の上に成り立っていたとしても、それがユーザーに届くときには単純な面白さとして伝わっている必要があるという意味です。

元はといえば、内規がこうして複雑化していったのも、生き馬の目を抜く勢いで出玉性能をごまかし続けたことが原因と言えます。しかし、そうまでして手放したくなかったのはヘビーユーザーであり、すでにスペックを熟知した、もしくはスペックなど関係のなかったユーザーたちです。

これからの時代、新たなファンを獲得するためにはゲーム性そのものの魅力を伝えていく必要があります。しかし、面白さを理解するハードルが高ければ高いほど、ファン獲得は困難になってしまいます。

身勝手なメーカーの行動を抑止するための機能としてばかり内規が振り回されるのではなく、今の時代に対して魅力が伝わる遊技機の開発にも役立って欲しいと思います。

 

雇用形態のダイバーシティ化

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 ガイアはすべての社員が活躍できる、働きやすい組織を目指すとして、次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画を策定。7月に東京労働局に提出した。

 同社は2013年からダイバーシティ推進プロジェクト(現:ダイバーシティ推進委員会)を発足。多様な環境にいる社員のすべてが活躍できる組織を目指している。

 ダイバーシティというのは、そのまま和訳すると「多様性」という意味ですが、人事労務の世界ではそのままの言葉で「従業員の多様な環境に対応する取り組み」という意味で使われるようです。

女性が活躍できる社会を目指す中で、男女とも働き方に色々な形が生まれてきています。

こうした取り組みを率先して行っていかなくては、優秀な人材を確保することはより困難になっていくのかもしれません。

夏の一大イベント「花慶の日2016」開催 | パチンコ・パチスロ業界ニュース『遊技日本』

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㈱ニューギン(新井悠司代表取締役)は8月6日、都内千代田区の東京国際フォーラムにて、The Legend of CR 花の慶次「花慶の日2016」を開催した。夏の風物詩ともいえる本イベントは今年で8回目。昨年同様に入場無料として開放し、今や慶次ファンのみならず一般客や外国人も楽しめる夏の一大イベントとなった。 

ユニバーサル、サミー、ニューギンを始めとして今年はこうしたユーザー向けイベントが多く開催されている印象です。

そうした中で感じるのはコンテンツに対するファンの根強さであり、ゲーム性はもちろんのこと、店頭で獲得できるようなグッズや、より長く気軽に楽しめる性能がこうしたところで相乗効果を発揮してくれればいいなと思いました。

こちらは来場者数などの発表はありませんが、少しでも多くのファンに届いてくれればと願います。

 

パチスロサミットに約1万6000人が来場 | パチンコ・パチスロ、業界ニュースを配信 遊技通信web

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秋葉原開催ということで偶然立ち寄ったファンも多かったと思うと、どちらかというとこの来場者数は波及効果として考えるべき人数と思われます。

それでも、業界の催事に対してそれだけ興味を持ってもらえる人数が多いというのは喜ばしいことです。

第一部では明日の日電協を考える委員会の岩堀和男委員長が、自主規制の経緯を振り返りながら、今後のパチスロの方向性について講演した。特に5.9号機の基準については細かく説明。「ある程度出玉の自由度を持つ設計は可能。一握りの人が多く勝つのではなく、多くの人が勝てる基準となる」と述べ、より遊びやすくなるという考えを強調した。 

 これはパチンコの内規にも言えることですが、業界にとって圧倒的に足りていないことは、新規ユーザーが気軽に遊技機に触れる機会だと言えます。

ソーシャルゲームのように無料でダウンロードしてお試しができるわけでもなく、ゲームの楽しさを伝えるためのチュートリアルが用意されているわけではありません。

これを業界が努力を怠ったのというつもりはなく、知らぬ間に差をつけられてしまった部分と考えることが大切だと思っています。

ユーザーにとって無償でマシンに触れる機会は今後もっと増えて欲しいと思いますし、マシン自体も直感的に面白さが伝わる部分と、それでいて奥深く楽しめる部分とがより前面に出てきてくれたらいいなと、個人的には願っています。