遊技機性能調査、1年分の結果を公表 | パチンコ業界誌『遊技日本』
【ぱちんこ遊技機の一般入賞口へ入賞状況の調査結果】
■平成27年7月
有効調査台数 全国25地区76店舗124台 打ち出し球数 2069個~3220個 平均2929個 一般入賞口への入賞が確認された遊技機の台数 53台(42.7%) 入賞が確認された台の入賞個数内訳 1~3個 37台 4~6個 11台 7~9個 4台 10個以上 1台 中略~~
■平成28年5月
有効調査台数 全国10地区69店舗113台 打ち出し球数 2015個~3811個 平均3081個 一般入賞口への入賞が確認された遊技機の台数 103台(91.2%) 入賞が確認された台の入賞個数内訳 1~3個 26台 4~6個 21台 7~9個 2台 10個以上 54台
約一年で入賞が確認できる遊技機の数は倍近くになりました。
以外だったのは、28年5月になると、10個以上入賞の機種が半数を占める結果となっていることです。
そうなると疑問になってくるのは、そもそも検査開始当時の機種でこの数値まで回復できたのか、それとも新基準機が出回ったことで基準釘のままで入賞がし易い状況に変化したのかという点です。
行政としては数値が回復さえすれば役割を果たしたことになるので関係ないといえば関係ないのですが、それによってちょっとばかし変化する責任の所在が気にかかります。
業界自体は射幸性を上げ続けることでのヘビーユーザーの奪い合いという囚人のジレンマに突入してしまっている状態だったので、こうして遊技の本分に立ち返る見直し行動は本来歓迎されるべきものであると思います。
一斉にヘビーユーザーへの訴求を強制的に止められた時、業界全体の体力が低下しつつある中で許された性能下で誰に何を訴えかければ集客できるか、これからの数年はそれが重要になってくるのではないでしょうか。