日遊協 回収対象遊技機に関する日工組説明を会員に通知 | パチンコ・パチスロ、業界ニュースを配信 遊技通信web

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1年もすれば設置機種の大半は入れ替わっているものですが、今回においてはその後導入される機種の性能が今までのものに比べ射幸性が下回るというのが、周囲の反応を見る限り業界は最大の問題であると考えているようです。

個人的には、それを問題だと考える体質に、実のところ業界が抱える最大の問題があるのではないかと思います。

なぜなら、そこに目指すものはヘビーユーザーの奪い合いであり、先細りの未来でしかないからです。

 

例えば、業界に根付く問題の一つとして、わかりづらさがあります。

業界の中にいるとうっかりわすれがちですが、今の世の中において、何の説明もなく遊技台の前に座らされてお金を入れて遊ぼうと思えるほどパチンコもスロットもわかりやすいものではありません。

ソーシャルゲームにおいては離脱率なんて数値が視覚化されていますが、チュートリアルやダウンロードのタイミングなど、ちょっとした部分を少しでも改善しては、まずはゲームをプレイさせるところまで如何にしてユーザーを導くかが重要とされています。

ところが、パチンコ業界はその点がなかなか重要視されません。

そもそもパチンコを知ってもらうきっかけの部分で多くの制約をもっている以上、効果としてはソーシャルゲームほど顕著ではないかもしれませんが、でも、今の世の中において、若者が一人でふらりとやってきて誰の助けも借りずにサンドにお金を投入する姿が想像できるかと言われれば、それはノーと言わざるを得ないように思えます。

もちろんすぐに効果が現れるような特効薬は存在しませんが、少なくとも規制とばかり睨み合ってる状況でもないことは確かです。

こうした問題はさっさと片をつけて、許された範囲でどれだけ集客を拡大できるかを考えていくことのほうが結果的には業界が成長するための近道ではないかと思います。