ユニバ、ホール景品ブランドを設立 | パチンコ業界誌『遊技日本』

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新ブランドのコンセプトは「~ライフスタイルの中に新たなきっかけを~」。同社では「『sevensを手にすることが良いきっかけとなった』そんなブランドとなれるようこだわりぬいた逸品をお届けします」とし、シックなデザインのサングラス、ボールペン、ライターなど7点のアイテムを用意している。 

とても興味深い試みだと感じました。

ユニバーサルのオリジナルキャラクターグッズなんかを期待しましたが、どちらかというとダンディーな製品のようです。

まずはダイナムさんから。ユーザーがどんな反応を見せるか楽しみです。 

 

sevens公式サイト ー sevens

 

ところで、このところ街中に出て思うことは、UFOキャッチャーなどのプライズゲームの人気が若者の中で未だに衰えていないという点です。

同じく賞品を獲得するゲームであるのに、どうしてパチンコとはこうまで若者の反応が分かれてしまったのでしょうか。

 

第一には、ソーシャルゲームに見られるガチャとの類似性が挙げられます。

しかしそれ以上に、パチンコのユーザーに対する賞品のアプローチと、ガチャやプライズにおけるユーザーの賞品に対するアプローチとの大きな違いが挙げられます。

ガチャやプライズをしようと思う動機は、ゲームそのものではなく賞品にあります。

そこにほしい賞品があるからゲームに参加するのであって、ゲームそのものは目的ではありません。

それに対して、今現在のパチンコにおける賞品のアプローチは、ゲームした結果についてくる副産物的な要素が強いといえます。

賞品がほしいためにするのがガチャやプライズゲームなのに対し、パチンコにおける賞品はゲームをしたいと思うのが先で、その結果についてくるものといえるのです。

 

パチンコのゲーム性を否定するつもりはありません。

でも、そもそもそのゲーム性や独自ルールのわかりづらさが若者を遠ざけているとしたら、ゲーム性の改善や訴求をする前に、なぜパチンコをしたいと思えるかの部分を刺激することも大切なのかも知れません。

そのためには、ユーザーが賞品と出会うまでのアプローチそのものを見直す必要がありますが、きっと面白い試みになると思います。

具体的な話はまたそのうち。